それぞれの価値観ファイト!!!

2021年01月03日

1月3日

今日は、

2006年に他界した母の誕生日。

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生きていれば、

今日で81歳を迎えていた。


もう、

15年も経つのか。




第二次世界大戦開戦直前に

茨城県の筑波山の麓で、

医者の家系に生まれ、

6人兄弟姉妹(兄3人、姉2人)の末っ子で、

兄姉みんなから愛されて育った。


山の麓で田舎だったため、

戦火に巻き込まれることはなく、

自由奔放に生きた母。


年頃になっても

甥や姪の世話を焼いていて、

当時の適齢期後半(27歳)で

父とお見合いをして結婚した。


父の実家である東京都杉並区に

祖父祖母とともに住み、家族となっていく。


第一子(兄)を授かったのち、

昭島市に引っ越し、

その2年後には俺を身篭り、

あきる野市(当時の秋多町)に

定住することとなる。



祖父の事業失敗などの煽りもあって、

町工場に就職した父。


高度経済成長期とはいえ、

決して豊かとは言い切れない環境の中で、

お嬢様育ちの母は、よく頑張ったと思う。


朝は誰よりも早く起きて、

家のことは全てやり、

祖父母や子供たちの面倒を見て、

誰よりも遅くに寝る。


そんな生活を

しっかりとやってくれていたので、

俺が子供の頃、

母が寝ている姿は、

ほぼ見たことがなかった。


とても良くできた母親だったと

今でもつくづく感じる。

pexels-photo-208001



そんな母を

俺は思いっきり傷つけたことがある。


俺が、

ヤンチャとバンドに明け暮れていた

高二の時、


せっかく大学の附属校に入ってるんだから、

大学に行きなさい、と。

将来のことを考えて、

安定した収入が得られる会社に入るためにも、

大学に進学しなさい、と。


ただ俺には、

ロックスターになりたい夢があった。


大学の附属高校って言ったって、

あんまり大した大学じゃない(←母校よ、スマン)

ところに入ったところで、

どんな会社に雇われるんだ?


しかも、雇われるって???

頭下げて使ってもらうために、

行きたくもねぇ大学に行くのかよ。


そんなことのためだけに?

まだ高二なのに、

もう将来はサラリーマンって

決められちゃってるわけ???



確かに、

高校受験の時は、親に迷惑かけた。


叔父に憧れて、

「医者になる!!!」

とか意気込んでたくせに、


早めに青春真っ只中で

いろんなトッポいこと

覚えまくっちゃった俺は、


勉強どころじゃなくて、

悪さに色恋、

そっちばっかりが忙しくて


本来ならどこでも行けたはずの

3校受けたうちの

スーパー滑り止め的な高校しか

受からず、

しかも私立だから学費も高い。

決して裕福ではないウチにとっては、

それこそ死活問題にもなりかねない。


かろうじては、

大学の附属高校だったって感じ。


そして日々、

遊びやロックにどっぷりの毎日。


まぁ、そりゃぁ、

母親としては

不安要素しか持ってなかったろうから、


少しでもまともになってもらうために

せめて大学は出て欲しい。


しかもその影には、

名家出身の母が、

高学歴の父との間にできた子が、

大学にも行けず、


悪さばっかりやってプラプラして、

もう勘弁してよ!恥ずかしい!

ってな思いが強くあったとも思う。


でも俺は、

その押し付けがましさに耐えられなくって、


「うるせぇな!高卒のクセに、

偉そうなこと言ってんじゃねぇよ!!!」

って。


悔しかったろうな、

だからこそ、行って欲しいって気持ちも

強かったんだろうしね。


しかも、

兄貴で失敗してるから、余計にね。


その時の母の悔しそうな顔と

頬を伝った涙は、今でも忘れない。


本当に、ごめん。



ただ、

考えの甘いクソガキだった俺は、

「大学に行けば、軽音部みたいなところで

毎日バンドできるんじゃないの?」


という母の一言に深く共感し、

さらに、


「空手の推薦だってもらえてるんだから、

簡単に進学できるじゃないの!」

という甘い言葉にそそのかされて、

見事に大学進学を選択し、


親には、偉そうに、

「大学行ってる間は、キャンパスライフを

楽しみまくって、遊びまくるからな!」


という、意味不明な宣言をして、

その通りに遊びまくる生活をして、

見事に中退するのであった・・・。(苦笑)


余談だけど、

大学進学後は、軽音部には入らず、

空手部にも所属しなかった。


だって、

軽音部覗きに行ったら、

キモいロン毛の似合わないヘヴィメタ野郎とか

ウザい先輩みたいなのしかいないかったからさ😆


アーンド、

空手部は、入部と同時に

一瞬でキャンパスライフが

修行中の僧侶のようになってしまう

必殺の「角刈り」ヘアが条件だったもんで。


で、結局。


波乗り系にどハマりし、

バンドもやりながら・・・


という生活が始まったのさ。





はいはい、

母の話に戻ります。


母は、

ずっと負い目を負っていると感じていた

学歴を、

ヤンチャばっかりしかしなかったくせに

まんまと大学に進学した俺に

言われた言葉が、相当頭に来ていたらしく、


父に相談して、理解をもらい、

通信で大学に行くことを決めた。


そして、

7年かかったが、見事に卒業。


50代後半にて

最終学歴を「日本女子大卒業」

に塗り替えてしまった。


悪態をつきまくった俺は、

中退。



母の根性には、脱帽した。


それでも、クソガキの俺は、

「今は学歴じゃねぇし・・・」

みたいなことまで言って、

自分の不甲斐なさを誤魔化してたっけな。


でもそこまで達成しちまった

母にしてみれば、

もう俺の戯言なんて全く響かなくなって、

「私は大卒ですけど、何か???」


みたいな余裕すら身につけてた。。。




さすがだよ、お袋。


あの時は生意気言って、傷つけて、

本当にごめんね。


でも、

絶対にタダじゃ起き上がらない。


そんな気概は、

息子の俺にも備わってるみたいだよ。


お母さん、

あなたのDNAは生きてます。


俺もまだまだこれからだし、

せっかく本気でやると決めた音楽・芸能。


こんだけやってて、

いろんなこと言われるし、

目立った結果はまだまだだけどさ。


大丈夫だよ、俺。


あなたの息子です。


必ず、一旗挙げて見せるよ。


あなたの子供として

この世に出てこられて、誇らしいです。




無償の愛で育ててくれて、

本当にありがとう。



心から、

愛してます。





いつかはさ

思い出話で

ロッケンロー (☝︎ ՞ ՞)☝︎



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superstar5823 at 12:16│Comments(0)想い | 家族

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